JR京都駅前 烏丸七条交差点 歯科医院/Foreign Friendly Dental Clinic

フッ素について

フッ素について

タイトルはどちらかに統一
フッ化物について? フッ素について?

フッ素のはたらきについて

フッ素を歯につけると虫歯になりにくくなるといわれています。
ではフッ素とは何なのでしょうか?また、フッ素が歯を強くするとはどういうことなのでしょうか?

◆生態系におけるフッ素
フッ素はその強い反応性から、自然の状態では単体で存在しません、何らかの物質とくっついて、安定した化合物として存在しています。
フッ素は特別な物質ではなく自然界のあらゆるもの(空気、雨、土壌、水道水、動植物組織など)に含まれています。
ですから私たちが毎日食べているものの中にもフッ素は含まれており、必ずいくらかのフッ素を摂取していることになります。

◆フッ素のはたらき
虫歯とフッ素はどのような関わりがあるのでしょうか。
人の歯の表面は、エナメル質でおおわれています。エナメル質は人体の中でもっともかたいところですが、虫歯になると溶けてしまいます。
フッ素はこのエナメル質(ハイドロキシアパタイト)に取り込まれるとフルオロアパタイトという虫歯に強い(溶けにくい)物質に変えることができます。
また成熟していない形成期の歯に対しては、より結晶性の高いハイドロキシアパタイトを生成して虫歯に強い歯をつくります。そして自然治癒が可能な初期の虫歯の場合、フッ素を塗ることで治癒を助けることが出来ます。

◆フッ素の安全性
前述の通り私たちはフッ素を無意識のうちに体内に取り込んでいます。
フッ素は特別な薬品ではありませんので、大量に使用しなければ体に悪影響を及ぼしません。
フッ素を塗ったからといって虫歯にならないというわけではありません。フッ素は虫歯予防の特効薬というわけではなく、予防手段の一つにすぎません。
虫歯予防の基本は食生活、生活習慣に気をつけることです。

フッ化物が虫歯予防に効く仕組み

フッ化物が虫歯予防に効く仕組みを上の図に示しています

歯に対する作用として、

エナメル質の結晶性の向上
再石灰化の促進
フルオロアパタイトの形成
等があげられます。これらは歯の質を強くし、耐酸性の向上という効果をもたらします。

口腔環境に対する作用として、

酵素作用の抑制、抗菌作用
により、歯を攻撃する酸の酸性を抑制する効果があります。

フッ化物の局所的応用方法には次のようなものがあります

フッ化物歯面塗布法

主に歯科医院等で行われる方法です。

フッ化物洗口法

小学校などで実施されることが多い方法です。

フッ化物配合歯磨剤

フッ素入りの歯磨剤を使う方法で、一般的にひろく行われています。

フッ素スプレー・フッ素入り歯磨き剤・うがい薬・直接塗布(歯科医院、保健所で行なう方法)などがあります。
実際の使用方法については年齢によっても異なりますので歯科医師にご相談下さい。

フッ素塗布の方法

イオン導入法」による方法と薬液を直接塗布する方法があります。

イオン導入法

ほぼ3歳くらい以上の方にはこの方法で行う事ができます。
上の歯、下の歯それぞれ約5分間ずつ薬液を染み込ませたスポンジを噛んでもらいます。手には電極(特に何も感じませんからご心配なく)を握っていてもらいます。
この方法は効果的ですが、低年齢の子供さんにはむずかしいです。
保険が適用になりませんので費用が3,500円かかります。

京都市の方は母子手帳に補助金支給の受診票がついています。
これを利用されるとフッ素塗布にかかる費用が京都市の負担になります(1回のみ)。2歳から4歳のお誕生日までの期間、この受診票を使用することができます。

フッ素塗布終了後、約1時間うがい、飲食を控えていただきます。また、約10分間すこしすっぱい味の薬液が口にはいりますので、食事の直後などに行なうと吐き易いお子さんがあります。
フッ素塗布を予約される際はこれらの点に留意頂き、日時を決定してください。

イオン導入法とは

電解質溶液に直流を流し、電離したイオンは電荷と反対の電極に向かって移動することを医療に応用する方法です。
主に知覚過敏、歯周病疾患、根管治療、フッ素塗布予防などの療法に用いられます。

◆イオン導入法によるフッ素塗布
薬液であるフッ化ナトリウム液をイオン導入装置を使い、フッ素とナトリウムに電気分解し、単に歯面に塗るだけでは歯質に取り込まれにくいフッ素を一時的に人体を(+)の電位に変えて浸透しやすくします。歯質に取り込まれたフッ素はフルオロアパタイトを形成し、むし歯を予防します。定期検診の時にはフッ素塗布をお勧めします。

この他歯周病、知覚過敏や根管治療など多くの治療にも用いられています。

薬液を直接塗布する方法

歯の表面に直接薬液を塗布します。
塗布する薬液は弗化ナトリウム、弗化第二スズなどいろいろなものがあり、患者さんに応じて使い分けます。保健所などで行なわれるフッ素塗布は主にこの方法で行われています(京都市は、フッ素塗布は保健所では行なわず、指定医療機関で行なうことになっています)。
当院では、定期検診の際に、希望される方には、歯をきれいに清掃した後でこの方法でフッ素塗布を行なっています。
また、幼若永久歯(はえてからあまり期間がたっていない永久歯)に選択的に行なうフッ素塗布もこの方法で行います。

フッ素塗布の予約申し込みをされる方は

イオン導入法によるフッ素塗布を受けられる方には・・・歯みがき指導と検診を受けていただくことをおすすめしています。

フッ素塗布を行なう前に約10~15分程度、お口の検診、清掃状況のチェックと指導(保護者の方による仕上げ磨きの指導)、歯の清掃を行います。
特にはじめて歯科医院に来られた子供さんはこれらの処置をしている間に少しずつ慣れ、リラックスしてくれます。
また、歯面をきれいに清掃してからフッ素塗布を行ったほうが、効果的です。

ご予約はお電話でお申し込み下さい。

TEL
075-371-0998
075-341-7771
9:00-13:00 / 14:30-18:00
月曜ー土曜(日曜・祝日 休診)

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